私がカタルーニャ音楽堂のチケットをネットで購入したのはバルセロナに行くことを決めた後で、それはコンサートの3日ほど前でした。ギリギリ。
もういい席は余ってなかった中でどうしようか迷ってた座席。
現場で確認したら思っていたより良く見えました。
コロナでパンフレットは配られませんでした。
会場入り口にあるQRコードでダウンロードするようになっていました。
最近いろんな所でQRコードが登場します。
余談ですが、このQRコードは日本が始めたものだとか?日本には昔からQRコードありましたよね。
コンサートが始まりました。
始めはオーケストラの演奏。
その後、オルガンのみの演奏。
その後、エスコラニアを含めて、合唱、オーケストラ、オルガンの合同演奏でした。
制服!!!!
以前はコンサートと言えば制服を着ていましたが最近はコンサートもミサの時と同じ白黒の衣装で歌うことが多いのです。
カタルーニャ音楽堂は特別なのでしょうね。
M達の時の制服と少し変わったような??
深い緑のスーツに紺のネクタイだったような気がするけど、紺のスーツに赤いネクタイでした。
1曲目はビオラの『マグニフィカット』。
ソプラノとメゾソプラノの少年のデュエット。
去年、O君はミサでこのメゾソプラノのパートを歌いました。
私のお気に入りのO君のソロの一つとなった曲です。
このコンサートではメゾソプラノは他の団員が歌いました。
その後、ハイドンの『大オルガン・ミサ変ホ短調』が演奏されます。
ソプラノ、アルト、テノール、バスの独唱と4部合唱。
O君が舞台前方のソリスト席に入ってきました!
わあ、すごい!!!!
ソリスト席に座ってかっこいい~!
そして制服姿!!!!
かわいい!!!!
かわいすぎる!!!!
かっこいい!!!!
しばらくその制服姿に目が釘付けになったという。
制服やばいですね。
そして、髪型、いつもより決まってる!ヘアセットに時間かけたな今日はって感じ。
そりゃあ、大舞台だからヘアセットもしっかりするよね。
うふふ。
演奏が始まりました。
約40分間、O君はソリスト席にいるままです。やった~!
じっくり観察できる。
全体的に明るい曲調の音楽。
ソプラノはエスコラニアの他の団員、アルトはO君、テノールとバスは元エスコラニア団員のプロの歌手。という素晴らしい組み合わせ!
ソプラノとアルトを女性を使わずエスコラニアの少年たちが担当するので、これはドイツや他のコンサートでは見かけないやり方!
O君の歌い方はいつものミサとは違った歌い方でした。
ビブラートが入ってキュンキュンしてしまいました。
本当に本当っに最後に見る事が出来るO君の歌う姿とこの声変わり前の歌声。
卒業したのでもう歌うことはないし、声変わりをしたら一生この声は戻ってきません。
一瞬一瞬を大切に聞き入りました。
O君や他3人のソリストは自分が歌う番になると立ち上がります。
O君一人で歌うパートもありました。
なんて素敵!!
うっとりしてしまいます。
ソプラノとのデュエットやテノールやバスとのデュエット、ソリスト4人で歌うパートなど様々でした。
楽譜をめくる手や指も美しい。
そんなところまで観察してしまう。
魅力的なO君。
これは本当に行って良かった・・・・。
行かなかったら一生後悔でした。
アンコールも行われましたがソリストの4人はお辞儀をした後、舞台裏に引き上げてしまったのでO君の姿がなかったのは少し残念でした。
アンコールの後また4人が出てきてまたお辞儀。
観客に盛大な拍手を送られてお辞儀するO君の姿、誇らしすぎる。
お辞儀する姿も美しい。
あっという間のコンサートでした・・・。
もっと聞いていたかったなー。
コンサートが終わってから気づいた事。
録音ができていなかったーーーー。
ショック!!!!
録音機を変な置き方してたからストップボタンが押されたのか始めの拍手しか録音されてない・・・。
ガーン・・・。
O君は忙しいだろうしそっとさせといてあげたい、と思っていたのですが一応、日本のお菓子をベルリンの日本食店で買ったり似合いそうなシャツを買って行きました。
もし会ってこんな大舞台の後、何もプレゼントがないのもどうかと思ったのと、わずかな私の気持ちを込めて。
でも、ここまで来たらやっぱり会いたくなって、
出待ち。
私が楽屋口に行った時にはすでに数人の団員が出てきていました。
でもPの姿が入り口に!!
げっ!
でも人ごみで私の姿に気づかなかったのか、それとも気づいたが私を放っておいたか何も言ってきません。
こっちを見ていたような気もしたが。
5月はあんなに必要以上に怒っていたけど。
そうこうしているとMBの姿に気が付きました。
MBは元エスコラニアで現在モンセラートの男声合唱団で歌っていて5月に18年ぶりに会った昔の団員友達。
彼もこのコンサートに参加していたのでした。
MBはいろんな人と話をしていました。
タイミングを見てMBに挨拶しました。
5月はモンセラートの修道院でPに「ここで写真を撮ることは禁止されています」ってみんなやってるのに訳の分からんことを言われたけど、今回はMBと写真撮りました。
MBは以前、9年間付き合った彼女と別れた、と話してくれましたが新しい彼女さんが出来てその人も一緒でした。
その彼女さんとMBのツーショットも撮りました。
いいな~。
ちなみに今のエスコラニアの少年たちは写真を撮ることは許されていません。
時代の変化ですね。
そうこうしているとO君も楽屋口から出てきたけどPの近くにいるので、しばらく様子を見ることに。
だいぶPから離れたところに来た時に挨拶して、持ってきていたお土産を渡しました。
私服姿はサラールでのコンサートの時以来ですが、白黒の衣装姿より少年らしく子供っぽく見える。
私より背が高いはずだけどなんだかこの時は同じくらいに思えた。
なんでかな。
声のことを褒めるととても嬉しそうにしてくれるO君。
今回も会話の途中で「〇〇〇」と私の名前を呼んでくれました。
名前、覚えてくれていてうれしい。
気遣ってくれて嬉しい。
この話し声が愛おしい。
この話し声をずっと聞いていたい。
しばらくして家族の方も近くにいるのに気が付きました。
わあ、家族の方に会えるの嬉しい。
お母さんも息子が自慢でこれからどうなるか楽しみ、と。
モンセラートでチョコレートを渡したとき、O君が「家族も喜んでて特にお母さんがすごく喜んでる」と話してくれました。
お父さんはお土産を見て「アリガト」と日本語で言ってくれました(笑)
お父さん面白いw
弟もいました。まだ小さい。
昔のMみたい。
譜面台の仕事、年の離れた弟。一致する。
O君は私が渡したお土産を物色し始めました(笑)
私はひとつひとつ日本のお菓子の紹介をしました。
そしてシャツ、あなたに似合いそうだからと。
その時来ていたシャツはストライプのグレーの少し大きめのシャツ。
グレーが似合う。カッターシャツ系も。
このシャツもとっても似合ってるよ、と思わずボディータッチをしてしまいました。
お腹のあたりと腕。
自然とでた行動でした。
見た感じそんな感じはしないけど触ると意外にゴツゴツした体。
きゃ、骨太。私、骨太大好きなんです。
O君に出会えて良かった。
出会ってたくさんの素敵な思い出を私に残してくれたO君。
Pや他の修道士の見張りの中でそれに反抗するように始まった私たちの交流。
なので余計に心に残るんですよね。
O君の一番美しい時期の歌声を聞けて、一番美しい容姿の時期に会えて私は何て幸せ者なのだろう。
今後、O君はどう活躍してくれるのかな。
どんな道を選んでもこれからもずっとO君を応援していきたいです。