夜のミサは予約は特に必要ありません。
人が元々少ないからだろうか。
私はこの夜のミサが大好きです。
このミサも余裕を持って早めに教会に入りました。
今回は「Reserve」の席はなく、一番前が開いている!やった~!
前に障害物がないって良い!近い!
エスコラニアが動くたびに感じる空気の流れ、体温、匂い(実際にはマスクをしてるのだけど匂いに近いものがある)とか。
でも祭壇で数人歌う時、前に座っている団員の頭で見えにくい。
やはり団員の頭も障害物になる(笑)
もちろんこれは頭を撮ったのではなく、祭壇で歌っている団員たちを撮ったのです↓
そして歌声も鮮明に聞こえてきます。
O君の歌声がはっきり聞こえる!なんて美しいんだ!
自分撮影↓
近すぎるのでオンラインでは聞こえない音も聞こえてきて、リアル。
個人個人の歌声がはっきり聞こえます。
そして男声合唱団も交えて歌いました。
元団員友達、MBを確認しました。やっぱり彼だ!ここには映っていません↑
この後、団員たちは祭壇に移動して歌うので、MBに気づいてもらうのは今しかありません。
団員たちが祭壇へ移動する際、私はMBに小声で名前を呼び、手を振りました。
MBはびっくりしたようで、何度か私に振り返って確認してました(笑)
MBのすぐ横を歩いていたO君が、私たちのやり取りに気が付いたようで、私とMBの顔を交互に見ていたのに気づきました。
ミサの後MBは早速、私のところに駆け寄ってきてくれました。
「ooo?」と私の名前を呼んでくれました。
コロナ禍はまだ続いていますが、思わず2人ハグしてしまいました。
こちらに来てからの初めてのハグ。
18年ぶりにMBに会います!最後に会ったのは彼がエスコラニアを卒業するときでした。
その後はソーシャルネットワークで連絡はたまに取っていました。
今回、すごい偶然で会えました!
その時また数人のエスコラニアが楽譜を集めに来ました。O君もいます。
MBと「長い間、会っていないね」とか話をしていると、横からすご~く視線を感じます。
O君が私たちのすぐ近くで楽譜を集めるふりをして、私たちの会話に聞き耳を立てるかのようにじーーーと見られているのをすっっごく感じました。
気になったけど気にしないふりをしてMBと会話を続けようとしました。
でもどうも視線を感じるんですよね。
MBとの会話中、少し遠くに楽譜を集めに行ったO君のほうに目をやると、遠くからも私たちのほうをじーーーっと見ています。
隠れてちらっと見てくるのではなく、ダイレクトに見てくるのです(笑)
あまりにもじーーーと見られているので、MBに昨日のO君とのことを少し話しました。
私たちが突然、自分のほうに注目したからか、O君は一瞬ぴくっとしました(笑)
私はO君のほうへ行きました。
「O君・・・」と私が言い、O 君が「はい」と答えた時、O君と私の間に黒い人物が登場しました。両腕を広げて。
私はかなりびっくりしました。
彼は修道士で学校関係者のP。
「あなた、昨日私たちにチョコレートを渡しましたよね?」と怖い顔。
「ああ、はい。だめだったのですか?」
「何か渡したいときや話しがあるときは、私に言ってください。少年たちと直接のリレーションシップはしないでください」
「そうなんですか!それを知らずに申し訳ございませんでした」
「少年たちは未成年で私たちは彼らを守らなければならない」
「そうですね。わかります。」
私は久しぶりのエスコラニアで、はしゃぎ過ぎちゃった面もあるかな、と深くお詫びしました。
私の知っているエスコラニアとずいぶん方針が変わってしまったんだな、と私はすごく悲しい気持ちになりました。
時代の流れもあるのでしょう。
しかしながらこのP、話が長い!そして必要以上に近づいてくる!
あまりにも話が長いので、気になったのかMBも私たちのところに来て3人で話すことに・・・。
そのやりとりの間も、O君が楽譜を片付けながらこちらを気にしているのが分かりました。
PとMBの会話はカタルーニャ語で私には分かりませんが、たぶんMBがPに「何事ですか?」
Pが少し顔をゆがめて昨日の私の行いが良くなかったことを説明した?
MBは「はー、はー」と相づち。
Pはエライ人なのでただそういうしかないよね。
MBはそういう事をあまり長くPと話したくなかったのか、すぐ他の男声合唱団関係者のほうへ行きました。
その後Pはまた私に話を続けます。もう離してくれー。
しばらくしてまたMBがPと私の方へきて、私に
MB「ooo、もうそろそろ行かないといけない」
私「私も行く。せっかく会えたんだし写真も撮ろう」
MB「そうだね」
そしたらPが私たちに「ここでの写真撮影は禁止されています!」って。
みんな撮ってるけど。
もう私は呆れて、そしてあまりPに逆らわないほうがいいと思ったので「そうですか」
とだけ。
P「あなたはちょっとこっちへ来てください」
まだPは私に何か話したいのか・・・。
私、あなたと話しにここに来たんじゃないんですけど、とも言えず。
なんでここまでこだわるんだろう・・・。
そして、やっと離してもらえました。
私はもう一度丁寧にお詫びしてPと別れました。
ホテルに帰った後、さっそく今回のモンセラート行きの件でいろいろ情報を与えてくれた元団員友達Jに、さっきの出来事をメールました。グチる。
そしたらJは早速「何があったの?詳しく説明して」と。
さっきのPとの出来事をメールするとJは
「それについてあまり深く考えないほうがいい。せっかく楽しみに来てるんだから。
それに時代が変わったんだと思う。今のエスコラニアには君を知っている人はいない。」って。
確かに彼の言う通り。全部。
くよくよするなんて、この旅がもったいないわ。楽しまなきゃ!