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ドイツ生活

~私のエスコラニア~スペイン、カタルーニャに行ってきました☆Part2

5月20日、ベルリンの新空港「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」に朝10時50分のフライトのため大体1時間半くらい前に到着。

混雑はありませんが今はコロナの検査結果や到着国のデジタル健康チェックリストなど空港でのチェックが多くチェックインカウンターでは普通に行列ができてました。

セキュリティーチェックではスムーズにいっていたと思ったら、私の前の人に何かあったのか彼の持ち物にやたらと時間がかかっていました。私の後ろにもたくさん人が待っていて、そのうちみんなヤキモキしてました。私は思い切って係りの人に「今何時ですか?○○時が搭乗時刻なんですけど」と言いましたが「私は何もできないわ。いつ終わるかわからないわ」とドイツらしい答えが返ってきました( ಠωಠ)

他の人も似たようなことを聞いてましたが「じゃあ、他の列に並んだら」という対応。他の列も行列ができてるし。その後少ししたらやっと進みだした。ほっ。

しかし駆け足駆け足。wwwww(┛〃° Д°)┛

実はこの新空港は去年の9月、試験運行に参加した際、中に入れましたがその時は多くの店がまだ建設中でした。今回、タックスフリーのお店もオープンしていましたが覗いてみる時間なしヾ(。>﹏<。)ノ 急いでゲートに向かいましたがこのゲートが遠い事・・・。テーゲル空港より大きい新空港。当然移動に時間がかかるー。

 

 

ゲートに無事たどり着きましたが、結局そこでも行列に並び、フライト出発も30分ほど遅れたという。

久しぶりのフライト。しかも新空港からのフライトは初めて。「ドキドキ」のはずですが、実はこの旅、いろいろ考えることがあり、フライト前日まで本当にいくかどうか迷いがありました。結婚して以来、日本以外の国に1人で10日間も旅をするのは初めて。主人と行こうと思っていましたが、私の昔の友達に会ったり趣味に付き合うことは彼には退屈過ぎて付き合うことは出来ず。当初6月の予定を主人が自分の休暇の都合で急に5月に行って欲しいと。そんな急に!でも行かせてくれるわけだし、彼の要望も当然受け入れるべき。と急いでフライトやホテルの予約。全部自分でしたので安くて時刻が自分に合うフライト、目的地から近い安いホテルとかいろいろ調べるにも時間がかかり、かなり焦って決めていました。しかもコロナがまだ終息してないし、ほんとに行くべきか。でも私には「今が行くべき時である」という確信があった。いろいろな理由が重なり今になりました。まず、エスラニアの一番良くしてもらった友達のお母さんが今年2月に乳癌で亡くなったこと。彼女は私にとって女神のような存在で一緒にいるだけで楽しくて、吸収できることの多い女性でした。そのことを聞いた時はショックでしばらく立ち直れませんでした。

 

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 彼女の灰を、彼女の要望でモンセラートにまくという事になっていました。

そしてその思い出深いモンセラートに、どうしても生で聞きたいソリスト君がいました。去年エスラニア熱が復活して、ライブを見ていたらその声の美しい事。美声だけでなく容姿もしぐさもすべてが美しくツボにはまったのです。エスラニアは昔から誰か一人がお気に入り、というのは私の中にはなく、みんなが平等に好きでした。お気に入りの団員が出来たのは初めて。そしてそのソリスト君はこの6月に卒業してしまう。

そして母を亡くした昔の友達にも会いたかったです。懐かしい人たちに直接会いたい、と素直にそう思いました。

などの理由がいろいろ重なり今回行くことに決めたのでした。

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友達のお母さんの灰がまかれたサンミゲル

 

~私のエスコラニア~スペイン、カタルーニャに行ってきました☆

読んでいただいてありがとうございます。

気が付けば1か月以上ほったらかしにしておりました。

 

実は5月下旬10日間程、スペイン、カタルーニャ地方へ行っていました。久しぶりの一人旅。結婚してからは初めての海外一人旅でした。EU内の移動って日本からヨーロッパの移動に比べたら何百倍も楽なんですね。ベルリン・バルセロナ間2時間45分で時差もなしで体力的にも楽です。

一人旅っていいんですよね。いろんなことが次々起こり、刺激を受けて、いろんな人に助けられ、今回も思い出に残る旅となりました。

 

コロナのパンデミックがまだ続いていますが、私が行った少し前にドイツでもスペインでも丁度ロックダウンが解除され規制も緩和されました。

PCR検査は必要でしたのでベルリンで受けました。そしてベルリンへ戻るときはバルセロナでテスト。カタルーニャで結構人と接触したので心配していましたがどちらも陰性でした。

 

カタルーニャでは外でもみんなマスクをしていたので私もそうしてました。お店やレストランは陰性結果いらずで入れました。

ちなみにドイツではみんな外ではマスクしません。

 

今回は写真を少しご紹介したいと思います。

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バルセロナのスペイン広場

 

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18年ぶりにエスラニアの友達に会いました。

 

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ここここ、原点!モンセラート。

 

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サンミゲルからの眺め。

 

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やっと聞けた、エスラニア!18年ぶり!

 


www.youtube.com

 

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遠出してコンサートにも行ってきました。

 

旅の内容は今後記事にしていこうと思います☆

 

ワクチン接種しました!

昨日朝8時、コロナのワクチン接種をしていただきました。

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ワクチンはビオンテック。

打った後、お医者様が副作用について詳しく説明してくださったので、いざと言う時も動揺せずに済みました。

私の場合、数分後から打った部分がなんとなく痛む感じがあり、夜になると腕をあげると激しく痛むようになりました。寝返りをすると痛かったです。なので仰向けか反対側に寝返り。今朝は痛みがだいぶ良くなって、今はほとんど痛みがなくなりました。その他は少し眠い、疲れた感じがありました。頭痛もなく幸運なことに副作用は強くなかったように思います。

 

ベルリンでは4月半ばから年代に関係なく誰でもワクチン接種が可能になりました。私はかかりつけの医師に頼み、ワクチン待ちリストに追加されました。それが4月20日ごろでした。たぶん4週間くらいかかるかしら、と言われていましたが、幸運なことに2週間ほどで連絡があり、5月6日に接種する事が出来ました。

日本にいる高齢の両親より先に接種、となりました。

 

☆本日もお読みいただきありがとうございました☆

 

良い週末を!

~私のエスコラニア~ 新しいマスクになりました!

気が付けば、最近更新していませんでした。ありゃりゃ反省。

 

エスラニアのマスクが今週火曜から半透明の新しいマスクになりました!これはかなりいい!!

今までの不織布マスクでも、マスクしてこんな綺麗な声で歌えることに驚きでしたが、新しいマスクは歌声がさらに美しく鮮明に聞こえます!!素晴らしい!

本当はマスクなしで歌えるようになったら一番いいのですが、新しいマスクはより自然に聞こえます。

不織布マスクではマスクがズレてきて歌っている最中にしょっちゅうマスクを直さなければいけなかったのを新しいマスクは少し解消した感じ。

通気性がいいのか歌声が本当に鮮明になって昔を思い出し涙。昨日のお昼のミサで歌ったセガーラ神父の"Germinans"が元々大好きな作品で、新しいマスクでさらに美しく響き、あまりの美しさに涙しちゃいました。

早速アップしました。

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夏時間スタート

3月28日、日曜日から夏時間がスタートしてドイツと日本の時差は7時間になりました。

この時差、どうやって変わるかご存じですか?

夏時間開始の際には、時計を1時間進める

 

夏時間終了の際には、時計を1時間戻す

 

夏時間は3月の最終日曜日に始まります。夜中の2時になる瞬間から3時になります。パソコンやスマートフォンでは自動的に01:59 の後いきなり03:00と表示されます。ようするに2時がなくていきなり3時になります。なので寝る時間が1時間短くなります。

冬時間はその逆で、夜中の3時が2時になり、2時が2回あります。02:59の後 02:00と表示されます。なので寝る時間が1時間増えます。

 

日曜日お仕事の方は気を付けなければいけません😌

 

一度、興味本位で夜中まで起きてパソコンの時計を眺めていたら上記のように表示されて面白かったっていう。暇人です🤣

 

7時間差は、日本がお昼の12時の時、ドイツは朝の5時です。ドイツのほうが時間が遅いです。この時差が結構大変なことがあり、仕事をしていると日本に電話を掛けたくても夕方5時は日本は夜中の0時であり、そうかといって朝は時間ないし。ラインなどのメッセージも日本からは夜中に来たりするので睡眠中は必ず着信音をオフにしています。

 

夏時間になったので、少しの間だけ朝は少し遅く明るくなります。そして夜は遅くまで明るくなります。それでも一番日の長い時は朝4時から明るくなるので、ブラインドを下ろしていないと目が覚めちゃう。夜は今のところ、20時くらいまで明るいです。一番日の長い時は22時半くらいまで明るいです。

冬時間の時はその逆で、一番日が短い時は朝は9時ごろにやっと明るくなり、15時くらいから暗くなります。そして日中もグレーの空で暗くて寒い。鬱になりそうです。

 

ドイツ人は夏が大好きですが、ドイツに来て私もその気持ちが分かるようになりました。

 

~私のエスコラニア~ イースター

イースターになるとエスラニアをもーっと思い出します。

というのも私が初めてモンセラートに行ったのがイースターだったから。

元団員友達のマルクがイースターを進めてくれたからです。

このイースターの期間というのはエスラニアがたくさん歌いますし、その後、自分が休暇に入るから私のための時間もとれるという。なんてしっかりしたかつての譜面台君。

パルムサンデーの前日の土曜日にマルク家族とモンセラ入りしました。その日にエスラニアの演奏会があり、これは学校内である家族向けの演奏会で一般の人は入れませんがマルク家族と特別に入れてもらいました。エスラニアでは何か一つ楽器を演奏できることが必須です。少年たちが一人ずつ楽器や歌を披露してくれました。ある少年はピアノを、ある少年はファゴットを、ととても和やかな雰囲気の演奏会でした。ちなみにマルクはチェロを演奏します。

 

 このイースター期間中、少年たちは授業はありませんが練習はありました。なのでよく少年たちと一緒にモンセラートの山にハイキングや散歩に出かけたりしていました。

ミュージアムにも連れて行ってくれたなー。

ああ、懐かしい。

2001年、ちょうど20年前のイースターでした。

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パルムサンデーのミサは外であって、私はこの時のことをとても良く覚えています。

エスラニアが外で枝をもって行われたミサ。なんだか私にはとても印象的だったんで、今もその光景をはっきり思い出せます。

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最近のパルムサンデーのミサを見ると、柵があって整列してるけど当時は柵なんかあったかなー。エスラニアが手が届くくらい目の前にいて特に並んでなかったイメージがあるけど。人が多いから変わったのかな。

2019年のミサ↓

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 こういう宗教的行事のある時は、モンセラートは人でいっぱいになります。人々は休暇中ですしね。その2年後にもまたイースターに行こうとしたけどホテルがどこも予約が取れず諦めました。

2001年はどうやってホテル取ったのか、2日くらいモンセラートにアパートをとっていたマルク家族と一緒にいてその後ホテルに移動したのか、ホテルにずっといたのか、その辺よく思い出せない。

変なことは覚えていて、ある日J君がマルク家族のアパート(だったのかな)、に来た時、そのJ君の調子が悪くなったのよ。トイレに何度も行って。吐き下しだったよう。トイレから出てきた彼は顔を洗ったのか顔と髪が少し濡れてて真っ青な顔をしていて。その顔を今もよく覚えてる(笑) 笑い事じゃないけど。その時はみんな心配してトイレから出てきたJ君をみんなで囲んで、私も彼の顔を覗き込んでいました。そしたらJ君がそんな私をぼんやりした顔で上から見下ろして。ちょっと気まずそうな顔で(笑)

今考えたら14歳の男の子が外国から来た若い女の子にそんな姿を見られてみっともないって思ったのかしら。

その後のミサでJ君は歌うか歌わないかってみんなで相談して結局歌わなかった事も覚えてる。

そのJ君とも今まで連絡が続いています。チェロを演奏する彼はその後プロの音楽家になり韓国人女性と結婚しました。

学校内で、パエリアをみんなで一緒に食べたのもよく覚えています。あのパエリアは誰が頼んでどこから来たのか、覚えてない。

とにかくみんなファミリアーなのです。少年たちも家族も先生も修道士も。

パエリア、滞在中は何度も食べましたが、この時始めて食べて、めちゃくちゃ美味しくて大好きになりました。一度はマルクの家で隣のおじさんがパエリアを作りに来てくれて、それが超美味しかった!パエリアは男の料理なんだとか。

その後、日本のレストランでパエリアを食べましたが本場で食べたのと違って残念でした。今まで本場で彼らと食べたパエリアが一番美味しかったです!

話がそれましたが、夜中にみんなでろうそくをもって行われたミサも印象的でした。

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今年はオンラインで見ましたがパルムサンデーのミサは外では行われず、エスラニアは初めから教会の中で枝を持っていました。コロナで規制があり、人も少なかったです。でも今も変わらず本当にたくさん歌いました。なのですべてが終わった後、何がなんだったのか、となります(笑)

 たくさん歌った後は、エスラニアは休暇に入ります。私はマルクや彼の家族とバルセロナ近郊の海の近くのお家へ帰りました。

その休暇中も、マルクはいろんなところに連れて行ってくれました。あれはどこの町だったのか覚えてないけど(連れて行ってもらう立場だとその辺覚えてないんですよね)、音楽堂でした。マルクの大親友のF君も一緒でした。そしたらそこで日本でソリストの一人だった子がある合唱団で歌っていました。彼は前の年、来日後すぐに卒業したけど、まだきれいなソプラノで歌えていました。

F君の家にも連れて行ってくれました。F君も来日時のソリストで彼のお家には自作のソロCDがたくさんありました。スピーカーがたくさんあって音響効果も抜群のお部屋でCDを流すと美しいF君の歌声がさらに美しかった。

現地に行って思ったのが、家族の支えが素晴らしい事。家族の支えなしにはあり得ません。あの場所ですしなおさら。

そして信仰心がとても厚い事。スペインはカトリックの総本山ですが真にそう感じました。

 

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イースターのミサでキリストにお辞儀する姿にも萌えてしまう。↑ ↓

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www.youtube.com

 

イースター音楽

ヨーロッパは只今イースターの真っ最中。復活祭ですね。なので休暇中です。

十字架にかけられて死んだイエスキリストが3日目に復活したことを記念するキリスト教のクリスマスに並ぶ重要なお祭りです。

イースターと言えばバッハの「マタイ受難曲」か「ヨハネ受難曲」。

日本でも来日コンサートが行われますがイースターとは関係のない時期に行われていることが多いです。

本日聖金曜日(グットフライデー)にストリーミングでライプツィヒ聖トーマス教会合唱団とケヴァントハウスオーケストラのヨハネ受難曲をしていました。

5年前は現地へコンサートに出かけていましたが今年はありません。ドイツはまだイベント事は禁止です。

5年前までは友達がまだ合唱団員として活躍していました。今見てもまだなんとなく見たことがある子がいます。

ストリーミングは5日の聖月曜日まで視聴可能なようです。

ご興味ある方はご覧ください。演奏は7分くらいから始まります。

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追記

ストリーミングの有効期限が切れたのでショートバージョンを張り付けます。