いつもお世話になっているドイツのお友達でもありブロ友さんでもあるPonkoさんの誘いで数年前ベルリンであったウクライナの首都キエフの少年合唱団のコンサートに行く機会がありました。
その後コロナ前にもベルリンに来たので2回彼らのコンサートに足を運ぶこととなり顔なじみになりました。
この時はまさか今このような事態になるとは思ってもいませんでした。
そして彼らに出会わなければ今回の戦争もどこか他人事で終わっていたかもしれません。
その時に出会った団員達とのコンタクトでウクライナの市民の様子が伝わってきます。
戦争が始まる前、オリンピック開催中、ウクライナの学校では万が一戦争になった場合に備えてトレーニングが行われていたそうです。
なんだか戦時中の日本の学校のようです。
その数日後、本当に戦争が始まってしまったのです。
キエフ市内の高層アパートに住んでいるある団員君はアパートの地下に防空壕があるらしく何かあればそこに隠れるそうです。
キエフのアパートには第2次世界大戦の時に作られたこのような防空壕が今も多数あるらしいです。
時々、爆発音や発砲音が聞こえるそうです。
私には信じられない!
とても動揺し、不安で、恐れながらの生活を送っているとのこと。
夜間外出禁止令も出ているらしく夜10時から朝7時までは外に出れないそう。
アパートの窓からの風景の写真を送ってきてくれましたが人っ子一人おらずシーンと静まり返った写真でした。
インターネットは時々途絶えるそう。
同じアパートには数人、ウクライナの西部リヴィウやウジホロドへ逃げて行った人たちもいるらしいですが、戦争が始まった今、バスや電車すべてのチケットは売り切れになっているそうでキエフから離れることは出来ないそう。
また田舎に住んでいる祖父母のことをとても心配している様子。
祖父母の家には防空壕がなくキエフに呼びたいけど容易に来ることもできないと。
このように離れた家族を想う人がたくさんいるのです。
またある団員さんは防空壕がわりにメトロの駅に始めの2日間は逃げていたそうです。
その様子をビデオで送ってくれましたが思ったより人がひしめき合うこともなく寝袋を敷いて寝ている人が数人いるようでした。
また彼の顔はとても疲れたように見えました。
無理もありません。2日もメトロで夜を迎えたのです。
本日は昼間はアパートに戻りルームメートや近所の方と廊下で過ごしたよう。
外部からの直接の壁がなく窓がないので部屋にいるより安全なんだとか。
でも夜になり地下の防空壕に移動したようです。
その団員さんが以下のリンクを送ってきました。
正直ロシアによるウクライナへの軍事攻勢の細かい云々は専門家の方たちの話を聞いてもイマイチぴんと来ません。
それでも一般の方たちが犠牲になっているのは心が痛みます。
プーチンをどうにか落ち着かせねば!
心からウクライナの平和を願います。